「八戸の青」撮った写真展/医療関係者に感謝

作業初日は「ハチノヘブルー」をテーマにした写真約100枚を掲示した

 現代芸術教室「アートイズ」代表の佐貫巧・八戸学院大学短期大学部准教授らがこのほど、青森県八戸市番町に建設中の市新美術館の仮囲いに、「ハチノヘブルー」をテーマに市民から募った写真を展示した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、市民の生命や財産を守るために働くエッセンシャルワーカーへ感謝の気持ちを表そうと企画。初日は100枚を展示したが、今後枚数を増やしていく予定。

 「ハチノヘブルー」は2018年に佐貫代表が行った企画で、風景やモチーフなど、「八戸で見つけた青」を切り取った写真を多数展示した。今回の企画「ハチノヘブルー2020」は、世界で広がった医療従事者へエールを送る「ブルーライトアップ」に着想を得たプロジェクトで、新美術館の仮囲いに18年の企画展の作品や、同大の学生の作品を展示した。

 展示作業は、八戸学院大、同短大部の学生、工事を手がける鴻池組・田名部組・東復建設JVらの職員ら約30人が共同で行った。海や空、建物など、さまざまな「ハチノヘブルー」で白い壁を彩った。

 佐貫代表は「八戸は青のイメージが強い。青は癒やしの色でもあるので、感謝の気持ちを伝えると同時に癒やしを感じてもらえれば。アートで市民に力を与えたい」と話した。

 作品は一般応募も可能。8月31日まで、アートイズのSNSなどから応募できる。展示は9月までの予定で、1、2週間ごとに展示作品を追加する予定。

 新美術館は2021年にオープン予定で、建物の完成は20年秋ごろ。

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