花見の味覚トゲクリガニ漁盛ん/野辺地町

網から外され、たるや籠に積み上げられていくトゲクリガニ

 桜前線が青森県に向け北上する中、野辺地町沖の陸奥湾では「花見ガニ」とも呼ばれる春の味覚・トゲクリガニの漁が早くも本格化している。12日朝も、漁業者が水揚げ作業に追われた。

 同町の野澤茂さん(76)は午前5時ごろ出漁し、約3キロ沖に仕掛けていた刺し網を引き揚げた。野辺地漁港に面した浜小屋に戻り、網に掛かったカニを1匹ずつ丁寧に外していった。

 同日の漁獲は約70キロ。この時期としては珍しい豊漁が続いていると言い、野澤さんは「これから身のよく入ったカニがどんどん増えてくる」と期待していた。

 トゲクリガニは濃厚なカニみそや卵、身の繊細な味わいが魅力で、花見時期には欠かせない旬の味。野辺地町漁協によると、近年は漁の出足が早く、今年も3月後半から始まったという。長ければ5月いっぱい続く見通し。

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