おいらせの公園 木材チップで弾む散策

木材チップが敷設されたいちょう公園の遊歩道とフユザクラ

 青森県おいらせ町は、町の観光名所・いちょう公園の遊歩道約1キロに木材チップを敷いた。遊歩道からはフユザクラを楽しむことができる。以前は砂利道だったが、膝を痛めたお年寄りらから散策しやすくなったと好評という。

 木材チップの敷設は2019年末までに約0.5キロ、今年2~3月にも約0.5キロの区間で行った。昨年末までの区間は事業費約500万円で町発注業者が、公園外の杉の木の皮を原料にしたチップを敷設した。今年の区間の作業は、町が町シルバー人材センターに依頼。園内で剪定(せんてい)された雑木の枝を機械で砕き、チップの材料にした。

 遊歩道沿いのフユザクラは正式名称「三波川冬桜」。冬場と春の早い時期に咲くことから二度桜とも呼ばれる。冬場の公園へ見どころを、と百石地区の町民有志が02年、自由の女神像や根岸堤周辺に約250本植樹した。今年もソメイヨシノに先駆け、淡い紅色の花を咲かせている。

 町地域整備課の担当者は「園内整備で伐採した雑木は、産廃扱い。今回、遊歩道を歩きやすくという要望を受けて話し合い、リサイクルにより原料として使ってみることにした」と話した。

 木材チップの敷設は、町文化協会と町観光協会が町に要望してきた。町文化協会顧問の松林清栄さん(79)は「フユザクラの遊歩道は石ばかり。『歩きにくい』『足が痛い』というお年寄りの声を町に届けた」と語り、「実現して本当に良かった。お年寄りの健康づくりに役立てば」とした。

 木材チップを敷いた道は踏むとじんわりと沈み込み柔らかい。毎日公園を散策するという松林さんは「遊歩道が歩きやすくなったという声を耳にすることが多い。今後は水路の美化や環境保全も提案していく」と語った。

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