列車でたどる 古津軽物語/中央弘前-大鰐

宵宮をイメージして飾り付けた「古津軽列車」の車内

 中南地域の7市町村を「古津軽(こつがる)」と名付け、新たな観光ブランドにしようと取り組んでいる青森県中南地域県民局は3月26日から、弘南鉄道と連携し「古津軽列車」の運行を始めた。中央弘前駅と大鰐駅の間を8月31日まで運行する。

 同局は、古くから津軽地域に伝わる祭りや信仰を一つ一つの「物語」として、ホームページ上などで紹介している。列車は、その一つ「宵宮(よみや)」をイメージして飾り付け。鳥居のイラストや紙風船のほか、色とりどりのぼんぼりで祭りの明かりを表現した。津軽地方の複数の神社の鳥居に祭られている「鬼コ」9体も車内のどこかに隠れている。

 運行に立ち会った同局の成田彩子主査は「ホームページで公開している物語の中からお気に入りを見つけて、古津軽列車で物語をたどる旅に出てほしい。8月まで運行するので、宵宮に出掛けるときもぜひ古津軽列車で」と呼び掛けた。

 運行初日の電車に乗っていた弘前高校3年の須藤菜々さんは「車内がいつもより明るく感じた。季節感もあってよかった」と話していた。

 運行ダイヤは日によって異なり、1日最大8往復する。ダイヤの確認は弘南鉄道中央弘前駅(電話0172-32-6449)へ。

車内の9カ所に隠れている「鬼コ」

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