待ちに待った初滑り/大鰐温泉スキー場オープン

過去最も遅くなった大鰐温泉スキー場の初滑りを楽しむスキーヤーら

 雪不足が続いていた青森県大鰐町の大鰐温泉スキー場が17日、オープンした。記録に残る1997年度以降、最も遅い営業開始。スキーヤーやスノーボーダーらは青空の下、待ちに待った今季初滑りを楽しんでいた。

 スキー場指定管理者の東洋建物管理によると、昨年12月16日にスキー場開きを行ったが、今季は少雪や高い気温、降雨などのため、コースは地肌が見え、約1カ月間営業できなかった。ここ数日で一気に積雪が増したという。過去に最も遅いオープンは、2007年の1月14日。

 17日朝の積雪量は35センチ。急斜面はまだ雪が少ないため、9コースのうち初級向けの4コースが滑走可能になった。スキー教室に参加した弘前市の工藤行雄さん(73)は「昨日は真冬で、今日は春のよう。例年並みに降ってくれればいいんだけど」と話した。

 今季開催予定のスキー大会は、既に8大会中5大会が会場変更や中止に。今後も高い気温が続く見込みで、同スキー場の渡邊時則支配人は「これほどの少雪は記憶にない。コースを圧雪して解けにくくし、シーズン終了まで持たせたい」と語った。


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