青森・古川に「グルメ商店街」 飲食店関係者ら3月設立

喫茶店やラーメン店、寝具店などが並ぶ古川グルメ商店街の一角。奥は県庁

 青森市中心街に店を構える飲食店関係者らが3月、同市古川に新しい商店街組織「古川グルメ商店街」(仮称)を設立することが25日、関係者への取材で分かった。県内では各地で商店街の衰退が目立つが、関係者は「グルメを売りに活性化を図りたい」と意気込んでいる。

 青森商工会議所によると、中心街の商店街組織は8団体目、旧青森市全体では16団体目となる。直近の組織新設は資料が残っておらず不明だが、30年以上前だという。

 新商店街は県庁西側の八甲通りと夜店通りに挟まれた、古川1丁目の飲食店が立ち並ぶ区域。2本の小路を含む4本の通りに面する店舗を対象とする。同区域には約30の店があるが、25日現在、加盟の意向を示しているのは居酒屋、ラーメン店、喫茶店、バー、ブティック、寝具店など15店。3月12日に設立総会を開き、その後、青森商店街連盟に加入する予定。

 「青森うまいもん居酒屋わやわや」の代表で設立発起人の鈴木里穂氏(28)は、同区域について「朝から営業する喫茶店やラーメン店、夜は居酒屋や焼き肉店、すし店もあり、昼も夜も楽しめる」と説明。活性化のためならと、飲食店以外の店も賛同してくれたといい、「SNS(会員制交流サイト)で若者に情報発信したり、クラフトイベントなどもできれば」と構想を語った。

 「くどうラーメン」代表取締役で、商店街初代会長に就任予定の工藤公氏(66)は「このエリアには魅力ある店がたくさんある。一帯を古川グルメ通りと呼んでもらえるよう盛り上げたい」と話した。

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