勇ましい摺り 春告げる/百石えんぶり開幕

八幡宮に摺りを奉納する太夫たち

 春の訪れを告げる青森県おいらせ町の郷土芸能「百石えんぶり」が15日、開幕した。烏帽子(えぼし)をかぶった太夫が同町上明堂の八幡宮(はちまんぐう)に、田植えの動きを表現した「摺(す)り」を奉納。囃子(はやし)とともに商店街にも繰り出し、豊作や商売繁盛を願いながら摺りを披露した。17日まで。

 町唯一の「百石えんぶり組」(小向政治親方)が継承している。きらびやかな烏帽子をかぶった太夫3人が上半身を激しく振り、勇ましく舞った。太夫のリーダー「藤九郎(とうくろう)」を務めた会社員苫米地勇樹さん(19)は東京から駆け付け、「参加できてうれしい。練習したことを出し切る」と全身全霊で演じた。

 吉田まひるちゃん(5)は百石えんぶりだけに伝わる祝舞「竹の子舞」で初参加し、「難しいけど楽しかった」と話していた。八幡宮の境内には80人以上の町民らが訪れ、縁起の良い舞に見入っていた。

 190年以上の歴史がある百石えんぶりは、県南各地のえんぶりと合わせ国重要無形民俗文化財に指定されている。

 期間中、百石えんぶり組の訪問場所は次の通り。

 ▽16日午前9時~午後5時=役場分庁舎周辺で門付け▽17日午前10時~正午=八戸えんぶり一斉摺り出演、午後2時=役場分庁舎、午後3時=国保おいらせ病院

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