バド用具でねぶた制作/五輪盛り上げ、青森工生

ねぶた(中央)を制作した青森工業高ねぶた部の生徒(前列)と、バドミントン部の生徒たち

 東京五輪をバドミントンで盛り上げようと、青森市の青森工業高校ねぶた部の生徒たちが、シャトルやラケットなど使い古した用具を使って小型ねぶたを制作した。五輪開幕まで半年を切り、競技関係者は「PRに一役買ってほしい」と期待を寄せている。

 ねぶた制作は、使用済みの用具を使って芸術作品を作り、東京五輪を応援する日本バドミントン協会の「シャトルアート」プロジェクトの一環。県バドミントン協会が県内関係者に作品制作を照会したところ、同校バドミントン部からねぶたの提案があり、県協会が同校ねぶた部に制作を依頼、快諾を得たという。

 小型ねぶたの題名は「ねぶた『いざ!2020へ!』」。ラケットを持った武者人形が中央に鎮座し、背景は弘前公園の春を想起させるような桜がモチーフ。桜は、使い古したシャトルの羽根を広げて張り付けたり、先端のコルクを花びらに見立てたりと工夫をこらした。台座部分には、筒状のシャトルの空き箱を使用した。

 ねぶた部の生徒は昨年1月から作業を開始。他の作品制作の合間を使い、約10カ月かけて完成にこぎつけた。事前に明確な下絵があったわけではなく、作りながらさまざまアイデアを取り入れたという。

 同部の田中拓真さん(機械科2年)は「3年生が主に骨組み、1年生と2年生が色付けなどを担当した。羽根が桜に見えるように、角度を考えて隙間なく張り付ける作業が難しかった」と振り返りつつ「日本開催の五輪は一生に一度あるかないか。携わることができて本当に良かった」と充実感をにじませた。

 バドミントン部の部員も制作に協力。同部の丹代歩叶夢(あとむ)さん(電気科1年)は「シャトルがねぶたの一部に使用されるとは思わなかった。バドミントンは金メダルが期待できるし、競技も盛り上がってほしい」と語った。

 県協会の佐々木綾子事務局長は「五輪とねぶたをPRする良い機会になった。本番の競技会場に飾ってほしい」と出来栄えに太鼓判を押した。日本協会によると、全国から44点のシャトルアートが寄せられており、日本協会のホームページで人気投票を行っている。

桜をモチーフにしたねぶたには、バドミントンのシャトルの羽根を広げたり、シャトルの先端部分を花びらに見立てたりと工夫が施されている

青森市

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