「りんご茶」台湾初輸出/青森・マキュレ

台湾に初めて輸出したりんご茶と高橋代表

 青森県産リンゴの加工品や健康食品などを販売する「マキュレ」(青森市、高橋裕孝代表取締役)が、同社の「りんご茶」を初めて台湾に輸出した。現地のファミリーレストラン「ロイヤルホスト」や「モスバーガー」で持ち帰り商品として販売され、好評を得ているという。

 りんご茶は原材料が県産リンゴのみ。皮ごとカットし低温で乾燥、焙煎(ばいせん)した。自然な甘みとリンゴの香りが楽しめる。

 2018年に県職員が台湾バイヤーに県産品リストを紹介した際、台湾でロイヤルホストとモスバーガーなどを運営する「TECO(テコ)グループ」が興味を示した。

 約2年かけて成分表示の適合や契約条件を詰め、昨年12月から台湾のロイヤルホスト12店で始まった青森県フェア(2月9日まで)に合わせて販売開始。1月からは現地のモスバーガー全260店でも店頭販売されている。マキュレによる自社製品の輸出は初めて。

 28日、県庁で記者会見した高橋代表は「台湾では県産リンゴの人気が高く、りんご茶も好評と聞く。売れ行き次第ではモスバーガーの通常メニューに採用してもらえるとのことなので、期待したい」と話した。

 りんご茶は5包入り1袋500円(税別)。県内の土産品店などでも販売している。

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