青森県八戸市内の飲食店が地元食材を使ったメニューを統一価格で提供するイベント「The　Best　of　グルメツアーズ」の表彰式が3日、同市の八戸商工会館で行われた。利用者アンケートの結果、コース部門の顧客満足度1位はフレンチレストラン「ボワラ」が初めて輝いた。

　ランチ部門の1位は「鮨割烹　大沢」、アンケート用紙を最も多く回収したのは「海鮮酒房　浜膳」だった。

　ボワラはメインに新郷村産「銀の鴨」を使ったパイ包みを提供した。オーナーシェフの清水桂さん（42）は「昨年より客数は少なかったが、銀の鴨を食べたお客さまには満足してもらえた」と喜びを語り、今後も少し変わった食材を取り入れたメニューを提供したい－とした。

　イベントは八戸商工会議所が主催し、32回目となる今回のテーマは昨年に引き続き「肉」。コース料理（3800円＝税別）に35店、ランチ（1200円＝同）に12店が参加した。9～10月のイベント期間中、来店者にアンケートを実施し、料理、接客、店内の雰囲気の3項目で評価してもらった。アンケートは7657枚回収した。

　表彰式で、同会議所観光サービス部会の石橋敏文部会長は「サービス向上に努め、これからも八戸の食の魅力をPRしていただきたい」と述べた。