青森県鯵ケ沢町の新設海浜公園で2001年から2010年まで行われた野外クラフト展「C-POINT」が、来年6月27~28日に10年ぶりに復活する。同町の陶芸家で実行委員長を務めた安田修平さん(60)と妻・美代さん(55)が中心となって開催し、県内クラフト展の先駆けとなった伝説的なイベントで、再開を望む声に後押しされた。一方、安田さんらが手掛ける板柳町の「クラフト小径(こみち)」(10月5、6日)は、惜しまれつつ今回で閉幕する。
C-POINTは、安田さん夫妻ら県内の作家有志が企画。イベント名の「C」にはクラフト(手工芸)、クリエーティブ(創造)、クロッシング(交流)の意味を込め、「シー」の音は「会う」「海」のイメージを重ねた。
01年の第1回には、安田さんらの呼び掛けに応じ全国の工芸作家64人が参加。会場の新設海浜公園には陶磁器、木工、ガラス、布、アクセサリーなど多彩な作品が並んだ。全国の作家が集うクラフト展は当時、東北初の開催。海浜会場は全国的にも珍しく、開放的なロケーションや作家と来場者の温かい交流が話題を呼び、多くのクラフトファンを獲得した。C-POINTの魅力は口コミで広まり、出展希望者が毎年200~400人に上るほどの人気イベントになった。
多くの作家と来場者に育てられたC-POINTは、第10回を節目に「final」と銘打ち、区切りをつけた。毎年制作していた手ぬぐいには、デザイナーがしゃれで「C you again」の文字を入れたが、「復活することはないと思っていた」(安田さん)という。
しかし、閉幕後も「またやらないの?」と、再開を熱望する声は後を絶たなかった。今年、会場近くの日本海拠点館が一部利用を再開し、町制施行130周年の食イベントなどで盛り上がる地元・鯵ケ沢町から“ラブコール”も受けた。安田さん夫妻は「鯵ケ沢の魅力を知ってもらえる機会になればいい。ものづくりを通して人と人が出会い、その熱気がまた次のものづくりへと広がるような場にしたい」と意欲を示す。
実行委員会の中心メンバーが重複することや開催時期などの問題もあり、板柳町のクラフト小径は今年で幕を下ろすことになる。美代さんは「7回目なので七色の虹をかけて終わりたい」と、有終の美を飾るつもりだ。
クラフト小径は、5日は午前10時、6日は同9時から。約2.1キロの中央アップルモールに全国から約120人の作家が集まる。作家の器でコーヒーを味わう「こみちカフェ」やスタンプラリーもある。問い合わせは「工房polepole」内の実行委員会・安田さん(電話090-3405-4672)へ。
C-POINTは、安田さん夫妻ら県内の作家有志が企画。イベント名の「C」にはクラフト(手工芸)、クリエーティブ(創造)、クロッシング(交流)の意味を込め、「シー」の音は「会う」「海」のイメージを重ねた。
01年の第1回には、安田さんらの呼び掛けに応じ全国の工芸作家64人が参加。会場の新設海浜公園には陶磁器、木工、ガラス、布、アクセサリーなど多彩な作品が並んだ。全国の作家が集うクラフト展は当時、東北初の開催。海浜会場は全国的にも珍しく、開放的なロケーションや作家と来場者の温かい交流が話題を呼び、多くのクラフトファンを獲得した。C-POINTの魅力は口コミで広まり、出展希望者が毎年200~400人に上るほどの人気イベントになった。
多くの作家と来場者に育てられたC-POINTは、第10回を節目に「final」と銘打ち、区切りをつけた。毎年制作していた手ぬぐいには、デザイナーがしゃれで「C you again」の文字を入れたが、「復活することはないと思っていた」(安田さん)という。
しかし、閉幕後も「またやらないの?」と、再開を熱望する声は後を絶たなかった。今年、会場近くの日本海拠点館が一部利用を再開し、町制施行130周年の食イベントなどで盛り上がる地元・鯵ケ沢町から“ラブコール”も受けた。安田さん夫妻は「鯵ケ沢の魅力を知ってもらえる機会になればいい。ものづくりを通して人と人が出会い、その熱気がまた次のものづくりへと広がるような場にしたい」と意欲を示す。
実行委員会の中心メンバーが重複することや開催時期などの問題もあり、板柳町のクラフト小径は今年で幕を下ろすことになる。美代さんは「7回目なので七色の虹をかけて終わりたい」と、有終の美を飾るつもりだ。
クラフト小径は、5日は午前10時、6日は同9時から。約2.1キロの中央アップルモールに全国から約120人の作家が集まる。作家の器でコーヒーを味わう「こみちカフェ」やスタンプラリーもある。問い合わせは「工房polepole」内の実行委員会・安田さん(電話090-3405-4672)へ。