「世界一の扇」平川ねぷたまつり開幕

大トリに登場し、フラダンスとともに勇壮な武者絵を見せて観衆を魅了した「世界一の扇ねぷた」=2日午後9時ごろ、平川市中心部

 青森県平川市の「平川ねぷたまつり」(実行委主催)が2日夜、同市中心部で開幕した。高さ12メートル、幅9.2メートルを誇る名物の「世界一の扇ねぷた」を含む29台の山車が出陣。夜空に浮かぶ火扇と勇壮な囃子(はやし)の音色が詰めかけた観衆を魅了した。

 午後6時半の花火を合図に市役所本庁舎前から合同運行がスタート。市内各地区や特別養護老人ホーム緑青園、柏木農業高校などの団体が、それぞれのリズムで囃子を響かせながら「ヤーヤドー」と力強い声を上げ市内を練り歩いた。

 午後8時45分ごろには、大トリの世界一の扇ねぷたが登場。道の両側を埋め尽くした観衆が巨大な武者絵を見上げながらしきりにシャッターを切った。平川、弘前両市を中心に活躍するフラダンス教室「ハラウ・フラ・オ・カヘレラニ・アロハ」や、よさこいチーム「AOMORI花嵐桜組」の演舞も盛り上げた。

 家族で訪れた会社員福士達則さん(50)は「世界一の扇ねぷたは迫力があり、それぞれの地区のねぷたの違いがあって面白い」と話した。合同運行は3日夜も行う。

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