いちご煮をおいしそうに味わう来場者=階上

 青森県階上町恒例の「いちご煮祭り」が27日、同町の小舟渡海岸で始まった。県内外から多くの来場者が訪れ、ウニとアワビをふんだんに使ったいちご煮など三陸の海の幸を堪能した。28日まで。

 町商工会などでつくるはしかみ産業振興委員会が主催。ステージでは開会セレモニーに続いて、町内の児童・生徒による郷土芸能、ブラスバンドの披露やフラダンスショー、和太鼓パフォーマンスなどが行われた。

 会場には地元の飲食店や漁協の出店などが並んだ。いちご煮(1杯900円、2日間で千食)を求めて長い列ができたほか、具だくさんの「元祖いちご煮」(2500円、1日25食)は1時間足らずで売り切れた。

 瓶詰めの生ウニや、ウニ焼き、ホヤ焼き、新鮮な海産物を市価より安く提供。友人2人といちご煮を味わっていた岩手県二戸町の一条ノリ子さん(73)は「初めてやってきたが、ウニもアワビもおいしい」と笑顔を見せた。

 町の担当者は「いちご煮を堪能し、地元の海産物もたくさん用意しているのでぜひ来てほしい」と話している。28日は海藻ラーメン早食い大会やアブラメ釣り大会などが予定されている。

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