生け花と成田千空の俳句共演 小原流青森支部、5日から作品展

成田千空直筆の色紙を手にする齋藤代表(左)と「みんなの花展」のカードを持つ木下支部長

 いけばな小原流青森支部は5、6の両日、青森市の東奥日報新町ビルで「みんなの花展」を開く。今回は五所川原市のNPO法人「千の空」の協力を得て、俳人・成田千空(1921~2007年)の俳句色紙と生け花のコラボレーション展示を行う。同支部の木下悦子(光石)支部長は「多くの人に見に来てもらい、心豊かな時間を過ごしてほしい」と話している。

 初めてという俳句とのコラボ展示は、木下さんと同NPOの齋藤美穂代表理事が知人であることから実現した。以前から千空の作品や人柄に魅了されていたという木下さんが、齋藤代表に協力を依頼し、千空直筆の色紙を借りられることになった。

 同展では青森支部の幹部役員たちが、色紙に書かれた句から浮かんだイメージなどを生け花で表現し、色紙とセットで展示する。

 2年前に支部長となって以降、千空作品との“共演”を夢見ていたという木下さんも、代表句の一つである<大粒の雨降る青田母の故郷(くに)>に合わせて作る予定。「津軽に暮らし日本の俳句文化に貢献した千空さんを多くの人に知ってほしい-と長年考えていた。今回コラボできてうれしい」と木下さんは語る。

 同NPOは千空の足跡や作品を広く紹介し、地域文学の研究・顕彰を行うことを目指す団体で、五所川原市での交流会開催など活発に活動している。今回のコラボ展示について、齋藤代表は「生け花と千空の俳句、それぞれの表現が響き合い、想像の世界が広がることは大変すてきなことだと思う。とても楽しみ」と喜んでいる。

 「みんなの花展」では、青森支部の会員や親子教室の生徒など約170人が作品を展示する予定。会場の一角には千空を紹介するコーナーを設け、パネル掲示のほか句集、リーフレットなども置くという。

青森市

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