平内町 「やっぱり平内ホタテうまいべ」


 「活ホタテ今日は10%引きですよ」。開店間もない「ほたて広場」に佐々木一二(かつじ)館長の元気な声が響きます。6月下旬に開かれた「ほたての日記念イベント」。あいにくの雨にもかかわらず、朝早くから大勢のお客さんでにぎわいました。

 用意した活ホタテは半成貝を含め、なんと800キロ。それも見る間に売れていきます。「何とか集めたよ。お客さんをがっかりさせたくないからね」と佐々木さん。陸奥湾ホタテの苦境は続いていますが、こんな時頼りになる腕利きの漁師がいるのも確かです。

 「まず食べてみて」。佐々木さんの勧めで、気付けばほぼ完売状態の活ホタテを特別に焼いてもらうことに。数分軽く蒸し焼きにした3年貝は、身の縮みも少なく圧倒的な存在感。味付けは不要とのことでかぶりつくと、その弾力とあふれるうまみに思わずにやけてしまう。「今が一番いい時だもの。やっぱり平内のホタテはうまいべ」。

 ホタテが戻るまでただ待っているわけにいかないと、休みには若い漁師自ら広場で販売するように。その懸命な姿を見て、佐々木さんはオリジナル商品の開発に乗り出しました。養殖場の厄介者とされるムール貝の加工品は評判も上々で、秋頃第2弾が発売予定だとか。そちらも食べて応援せねば。

■問い合わせは「ほたて広場」電話017-752-3220

【船橋茂久町長から】ホタテ復活目指して
 ホタテガイは昨今の高水温やラーバ(稚貝となる幼生)不足の影響もあり、近年では減産が続き、価格も高騰している状況です。漁師をはじめ加工場や行政など、皆が協力してホタテ復活を目指しています。

 当町にある「ほたて広場」や、その横にあるご当地レストラン「ホタテ一番」では、消費者へおいしいホタテをより多く提供しようと日々取り組んでおります。ぜひわが町「ホタテ王国ひらない」へお越しください。

【こちらもチェック】8月29日ひらない夏まつり
 歌やダンス、三味線生演奏からフィナーレの打ち上げ花火まで、平内町の夏を盛り上げる「ひらない夏まつり」は8月29日(土)、平内町立体育館前駐車場で開かれる。正午から午後9時まで。

 会場にはビアガーデンや出店が連なり、園児の演舞やキッズダンス「DanceダンスACE」がオープニングを飾る予定。カラオケ大会や民謡王座の歌唱、エルヴィストキのショーや杉本健太郎の歌謡ショーと続き、花火は午後8時半から。問い合わせは実行委員会(電話017-755-3254)へ。

焼くと一層甘みが増す平内産ホタテ。佐々木館長おすすめアレンジはニンニクスライスとバターのせ、とのこと=6月21日、平内町「ほたて広場」

食リポ担当の田村琴絵さん(左)と佐々木館長

「ひらない夏まつり」の花火=2025年

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