「階上あぶらめ」食べに行こう 5月9日から町内3店舗でキャンペーン

レストランMarの漬け丼(左上)、同カルパッチョ(右上)、ポセイドンの漬け丼(左下)、よっ亭の漬け丼(右下)=いずれも町提供

 青森県階上町が町の魚・アブラメ(アイナメ)のブランド化を加速させる。昨年6月に町初のブランド魚としてデビューした「階上あぶらめ」は今季、5月1日から水揚げされ、同日から町産直施設「はしかみ ハマの駅 あるでぃ~ば」で販売を始める。町のブランド化推進協議会「はしかみブランドプロジェクト CompAss(コンパス)」は同月9~31日、第1弾となる「階上町でアブラメ食べようキャンペーン」を行い、淡泊ながらも甘みとうまみが詰まった「階上あぶらめを食べられる町」として広く周知を図る。

 町は誘客や漁業者の所得向上、飲食店の収益向上につなげようと2019年度からアブラメのブランド化推進事業に注力している。階上あぶらめは階上沖で取れた魚体のうち、漁獲時期や大きさ、締め方などのブランド基準をクリアした魚体。「水揚げ可能漁師」として登録された漁業者が水揚げ後すぐに船上で生け締め処理し、その後チェックシートを使って魚体の傷や色などを確認。納品先のあるでぃ~ばでもスタッフが再度チェックし、品質に問題のない魚体のみ納品、販売している。

 キャンペーンは町が「レストランMar」「ポセイドン」「よっ亭」の町内3店舗と連携し実施。各店舗が提供する漬け丼やカルパッチョといったアブラメ料理(950~1300円)を注文することで、ブランドロゴが描かれたオリジナル缶バッジをもらうことができる(各店舗先着40人限定)。切り身や漬け丼の素(もと)などの冷凍加工品が当たる抽選にも応募できる。

 水揚げと販売開始を間近に控えた4月27日、町海産物簡易加工処理センターで生け締め研修会が開かれた。階上漁協所属の登録漁業者9人のうち5人が参加し、脳天締めや血抜きなど基準に沿った処理の手順を確認。参加した長根義則さん(76)は「(階上あぶらめは)処理の手間をかけた分、生臭さがなくおいしい。生け締めの精度を高めて、いいアブラメをお客さまへ届けたい」と話した。

 キャンペーンは6月に第2弾、7月に第3弾を実施する予定。町産業振興課の南祐輔主事は「アブラメが町の魚に認定されてから30年以上経過したが、町民でもまだ食べたことのない人がいる。町民にも観光客にも『こんなにおいしい魚があるんだ』と思ってもらいたい」と期待した。

 6月21日にはあるでぃ~ばで、アブラメ料理が集結する「階上あぶらめ祭り(仮称)」を開催する予定。

生け締め研修会で階上あぶらめの処理手順を確認する漁業者たち

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