横綱大の里など多くの力士を輩出してきた日本体育大学相撲部のOBら7人でつくる一般社団法人「トップスターユニオン(TSU)」(事務局・宇都宮市)が11月3日、青森県弘前市の県武道館で初心者向けの相撲体験会を初めて開く。まわしを巻いてもらったり決まり手を覚えてもらったりして相撲に興味を持つ人を増やす狙いがある。常任理事で、深浦町・大戸瀬中学校教諭の菊池大史芽(ひろしげ)さん(28)=鶴田町在住=は「『相撲王国』復権につなげたい」と願いを込めた。
TSUは相撲競技普及のため2024年7月に設立。メンバーは26~32歳で、それぞれが出身地などで指導に当たりながら、拠点のある栃木県内で体験会を開催してきた。
菊池さんは14年、木造高校2年時に台湾で行われた世界ジュニア選手権の団体戦優勝メンバーで、日体大でも主将を務めた。大学卒業後、栃木県で中学の保健体育の教員免許を取得。赴任校の柔道部員やサッカー部員で構成した特設相撲部で、関東地区大会3位に導いた。
24年に青森県の教員採用試験に合格。古里へ戻り、地元の競技人口の減少とレベルの低下を深刻に受け止めた。「高校時代は県大会でも40~50人は出場していたが、今は10人程度。小中学生の裾野を広げていくのが重要」と考え、栃木県以外で初めて体験会を開くことを決めた。
体験会は午後1時から同4時まで。TSUメンバーや県内の指導者も参加し、基本動作から実戦で使える技術まで分かりやすく伝える予定だ。参加年齢は問わず、持ち物はタオルと半ズボンに「健康な体」(菊池さん)。
菊池さんは「『相撲王国』と呼ばれたかつての姿が戻るかは分からないけど一歩を踏み出さなければ何も始まらない。体験会を通して一人でも興味を持つ子どもが増えれば」と語った。
TSUは相撲競技普及のため2024年7月に設立。メンバーは26~32歳で、それぞれが出身地などで指導に当たりながら、拠点のある栃木県内で体験会を開催してきた。
菊池さんは14年、木造高校2年時に台湾で行われた世界ジュニア選手権の団体戦優勝メンバーで、日体大でも主将を務めた。大学卒業後、栃木県で中学の保健体育の教員免許を取得。赴任校の柔道部員やサッカー部員で構成した特設相撲部で、関東地区大会3位に導いた。
24年に青森県の教員採用試験に合格。古里へ戻り、地元の競技人口の減少とレベルの低下を深刻に受け止めた。「高校時代は県大会でも40~50人は出場していたが、今は10人程度。小中学生の裾野を広げていくのが重要」と考え、栃木県以外で初めて体験会を開くことを決めた。
体験会は午後1時から同4時まで。TSUメンバーや県内の指導者も参加し、基本動作から実戦で使える技術まで分かりやすく伝える予定だ。参加年齢は問わず、持ち物はタオルと半ズボンに「健康な体」(菊池さん)。
菊池さんは「『相撲王国』と呼ばれたかつての姿が戻るかは分からないけど一歩を踏み出さなければ何も始まらない。体験会を通して一人でも興味を持つ子どもが増えれば」と語った。