トークで開幕、八戸ブックフェス

本や書店などについて語る朱さん(左)と三宅さん

 青森県内外の出版社や書店、古書店などがブース出店する「本のまち八戸ブックフェス」が27日、八戸市中心街の八戸ブックセンター周辺で始まった。哲学者・朱喜哲さんと文芸評論家・三宅香帆さんによるスペシャルトークなどが行われ、多くの来場者でにぎわった。

 フェスはブックセンター、マチニワ、八戸ポータルミュージアムはっちを会場に、ブックセンターが主催。初日は約30ブースが並び、来場者は思い思いに各ブースを巡って楽しんだ。

 朱さんと三宅さんは「本と読書と書店 私と世界をつなぐもの」と題してトークを展開。私的なものと公共的なものをテーマに、それぞれが10冊ずつ選んだ本や書店に対する思いなどを語った。

 ブックセンターについて朱さんは「東京などでもこれだけの専門書がある書店はそんなにない、というものを行政が手がけているのは画期的。いろいろなところが視察してほしい」と評価。三宅さんは「その土地の人がどういうものを買っているか、どういう思想をその土地の人に伝えたいのかをもっと出せる場所という意味で、公設の書店が増えるのは良いことだと思う」と話した。

 終了後は2人のサイン会を開催。八戸東高校1年の河村瑚夏さん(16)は「三宅さんの本を読んで古文に興味を持つことができたので、感謝を伝えた。トークでは自分にはない意見を知ることができて興味深かった」と笑顔で語った。

 28日は東奥日報社など約40ブースが出店。三沢市在住の作家高瀬乃一さんのトークイベントなどが行われる。

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