本場の新米きりたんぽは「もちもち」 大館市、来月のイベントPR

かすりの着物姿できりたんぽ鍋を作る女性たち
 秋田県大館市産の新米を使ったきりたんぽ作りが26日、同市花岡町の県指定有形文化財・鳥潟会館で行われた。市内の製造業者や飲食店などでつくる秋田名物本場大館きりたんぽ協会(石川博司会長)の会員ら11人が参加。きりたんぽ鍋を振る舞い、本場の味をPRした。

 かすりの着物姿の女性スタッフが、今月市内で収穫された新米あきたこまちをすり鉢でつぶし、秋田杉の棒に巻き付けて形を整えた。いろりに立て、きつね色になるまでこんがりと焼き上げた。

 比内地鶏でだしを取ったスープに入れ、地鶏肉やネギ、セリ、マイタケ、ゴボウといった市内産の具材と火にかけて鍋ができあがった。

 きりたんぽ作りは10月11、12日に同市のニプロハチ公ドームで開かれる「本場大館きりたんぽまつり」のPR活動の一環。協会が企画し毎年実施している。

 石川会長は「新米でつくるたんぽはもちもちしており、比内地鶏のスープも抜群。来場者にはぜひ本場の味を感じてほしい」と話した。

 まつりの実行委員会は2日間で計約8万人の来場を見込んでいる。

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