101年目 伝統つなぐ/三沢まつり開幕

最優秀賞に選ばれ、中心街を練り歩く中央町二丁目祭礼委の山車「西遊記」=22日午後7時ごろ、三沢市中央町

 101年目となる青森県三沢市の夏の祭典「三沢まつり」が22日開幕した。ライトアップされた山車13台が中心街に祭りばやしを響かせ、未来へとつなぐ新たな一歩を踏み出した。

 お通りと呼ばれる夜間合同運行は午後6時、号砲とともにスタート。山車審査で2年連続最優秀賞に輝いた中央町二丁目祭礼委員会の「西遊記」は、装飾がビル4階の高さまでせり上がり、威容を見せつけた。

 岡三沢祭礼委員会の「卑弥呼伝説」は火花を高々と上げ、無数のシャボン玉を沿道に振りまいた。運行部長の葛西順一さん(69)は「ずっと昔から続く祭りの歴史を次の代に受け継がないと。今年もいい祭りにしたい」と語った。

 また、3月末で閉校した三川目小学校の「海鳴り太鼓」を継承した三沢小学校の児童らは観客に演奏を初披露。元三川目小の畑山莉那さん(6年)は「うれしい。後輩たちにしっかり教えていきたい」と話した。

 祭りは24日まで。23日は大仮装行列や流し踊りなどが行われる。

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