横浜町の菜の花ドーナツ 「食べにおいでよ!」第2回


 一番搾りのなたね油に、抹茶シェークの色をした生地が次々投入されていく。一面に30個ほど、ぷかぷかと浮いてこんがり揚がっていく「菜の花ドーナツ」。道の駅よこはま「菜の花プラザ」の一番人気だ。

 作り手は内山咲喜子さん(65)ら横浜町のJA女性部加工部会の皆さん。毎年4月ごろ、開花する前の若芽を摘み、大釜でゆでて急速冷凍し、毎回使うごとにミキサーにかけて生地に練り込むという。揚がると中の黄緑色が彩度を増し、満開となる5月は一面レモンイエローの菜の花畑で食べるのも楽しい。

 「毎日揚げていても、毎回おいしそうだなあと思って揚げている」と内山さん。「使っているのは菜花と北海道産の小麦粉、卵、砂糖、牛乳、ベーキングパウダー。家庭で作るような材料だけで、添加物なし。自然な風味のおいしさがあると自負しています」

 開花に合わせて開かれる毎年5月の「菜の花フェスティバル」期間中は4~5人体制で朝5時半から揚げ続け、昼休憩も返上して、一日に4千個ほども売れるそう。さすがに目が回る忙しさと言いながら、うれしそうな内山さん。道の駅ができるより前から、30年近くも菜花のドーナツを作り続けている職人さんの笑顔でした。

■問い合わせは道の駅よこはま「菜の花プラザ」(午前8時半~午後6時、電話0175-78-6687)

【石橋勝大町長から】ほのかな香りと食感 自慢の一品
 5月の菜の花開花宣言から開花期間中は、これまでより多くの方々に横浜町へお越しいただき、ありがとうございました。

 横浜町といえば、菜の花。5月に町を黄色く染め上げたその菜の花を使った菜の花ドーナツは、道の駅のダントツの人気商品となっています。外はカリっと、中はふわっとしている食感で、一口かじると菜の花の香りがほのかに香るので、個人的にも大好物です。

 横浜町の自慢の一品を、ぜひ食べにおいでください。

【こちらもチェック】目の前海の砂浜海岸コテージ
 砂浜海岸コテージは砂浜海岸海水浴場から歩いてすぐの立地が魅力で、4月から11月末まで開設している。夏には海水浴やバーベキューを楽しむ親子連れや友人同士が集まれる場所に、また近年は町内有数の夕日撮影スポットとしても人気が高まっている。

 ログハウス調のコテージは冷暖房完備。利用希望者は町役場産業振興課(電話0175-78-2111)へ。宿泊の2週間前までに電話での申し込みが必要。詳しくは横浜町ホームページまで。

満開の菜の花畑に、菜の花ドーナツをかざしてみる。かりっと揚がった輪を割ると、生地に練り込まれた若芽のグリーンはそのまんま、見た目にもおいしい=5月中旬、横浜町

今回の案内役・内山咲喜子さん

石橋勝大町長から

海水浴場からすぐ近くの砂浜海岸コテージ

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