
青森市浪岡の住民らでつくる浪岡演劇研究会による定期公演「花火は下から」が30、31の両日、市中世の館で上演される。
36回目となる公演は、同市の「劇団支木」の作家田辺典忠さんが過去に書き下ろした作品を浪岡バージョンにアレンジ。浪岡に住むある家族の母親の七回忌の法事を舞台に、青森空襲で亡くなった兄妹の古仏と、財産を失い一家心中を図った新仏がドタバタ劇を繰り広げる。
タイトル「花火は-」は戦後80年に際し、同会代表の「庄屋」を務める長谷川等さん(77)が焼夷(しょうい)弾を連想させるものとして考案。演出のほか、一家心中を図る家族の嫁の叔父役で出演する長谷川さんは「戦争反対と声高に叫ぶのではなく、コメディータッチで描くことで、戦争のむごさを知るきっかけになれば」と話した。
同会の公演に初出演する木村くにさんは「あの人の役は幽霊だったのかと観客が後から気付くような普通の生きた人間として演じられたら」と語った。
公演は30日午後2時、同6時半、31日午後2時開演。チケットは一般千円、小中高生500円(いずれも当日は200円増し)。問い合わせは青森市中世の館(電話0172-62-1020)へ。
36回目となる公演は、同市の「劇団支木」の作家田辺典忠さんが過去に書き下ろした作品を浪岡バージョンにアレンジ。浪岡に住むある家族の母親の七回忌の法事を舞台に、青森空襲で亡くなった兄妹の古仏と、財産を失い一家心中を図った新仏がドタバタ劇を繰り広げる。
タイトル「花火は-」は戦後80年に際し、同会代表の「庄屋」を務める長谷川等さん(77)が焼夷(しょうい)弾を連想させるものとして考案。演出のほか、一家心中を図る家族の嫁の叔父役で出演する長谷川さんは「戦争反対と声高に叫ぶのではなく、コメディータッチで描くことで、戦争のむごさを知るきっかけになれば」と話した。
同会の公演に初出演する木村くにさんは「あの人の役は幽霊だったのかと観客が後から気付くような普通の生きた人間として演じられたら」と語った。
公演は30日午後2時、同6時半、31日午後2時開演。チケットは一般千円、小中高生500円(いずれも当日は200円増し)。問い合わせは青森市中世の館(電話0172-62-1020)へ。