津鉄と桜デザイン、駅弁掛け紙最高賞

掛け紙賞を受賞し、喜びを語った下川原代表

 JR東日本が昨年10~11月に開催した駅弁コンテスト「駅弁味の陣2024」で、つがる惣菜(青森県五所川原市、下川原伸彦代表)が製造した「郷土料理 津軽」が、ウェブ投票の結果、弁当を包む掛け紙の評価が最も高かった商品に贈られる「掛け紙賞」に選ばれた。

 味の陣は今年で13回目。1都1道22県から61品がエントリーされ、計1万7025票の投票があった。

 つがる惣菜は、津軽鉄道の線路と桜の木のトンネルが真っすぐ奥へと延びていく、同市の芦野公園駅付近の風景を、掛け紙のデザインに採用。4年ぶり2回目の掛け紙賞に輝いた。

 「郷土料理 津軽」は津軽地方の伝統的な紅ショウガを使った「赤いいなり」や太巻きのほか、陸奥湾産ホタテの黄身焼きやサケの飯寿司(いずし)なども味わえる。下川原代表は「受賞はとてもうれしい。県外の人たちに青森県や津軽のことをもっと発信し、行ってみたいと思ってもらえるように頑張りたい」と語った。

 同駅弁は税込み1200円。新青森、弘前、東京の各駅売店で購入できるほか、つがる惣菜の店舗で予約販売もしている。問い合わせは同社(電話0173-35-4820)へ。

津軽の伝統的な料理が楽しめる「郷土料理 津軽」(つがる惣菜提供)

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