店主が技伝授 「むつまちゼミ」7日から

刺しゅう、マッサージ、風呂敷活用など各店の特長をアピールしたむつまちゼミマルシェ

 商店主が講師となってプロならではのこつやお得な情報などを教える「むつまちゼミ」が7日から始まるのを前に、青森県むつ市の下北文化会館で6日、初の「むつまちゼミマルシェ」が開かれた。小物作り、マッサージ、韓国語会話といった講座のほか、飲食品や花などの販売が行われ、一足早くまちゼミの雰囲気を楽しむ市民でにぎわった。

 まちゼミは市内の商店主らが中心となって2016年に開始。12回目の今回は11月30日までの期間中に36講座を開く。まちゼミに気軽に触れてもらい、盛り上げを図ろうと「前日祭」としてマルシェを企画した。まちゼミは講座のみで販売行為はないが、この日は販売も認めた。

 会場には、まちゼミで講座を開く11店を含め18のブースが並んだ。呉服店による風呂敷活用講座で、箱・瓶の包み方を詳しく教わった市内の50代女性は「普段なかなか呉服店には縁がないが、やってみたらとても簡単だった。大事な人への贈り物に使えそうで役に立った」と話した。

 主催団体「むつまちゼミの会」の秋山真由美さんは「まちゼミの目的は地域、店、お客さんの『三方良し』。講座を通して、市内のお店の良さを知ってもらいたい」と話した。

 まちゼミの講座開催日は店によって異なり、材料費がかかる講座もある。受講には各店への事前申し込みが必要。問い合わせはむつまちゼミの会事務局(むつ商工会議所内、電話0175-22-2282、土・日曜と祝日休み)へ。

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