青森県中泊町の旧家「宮越家」で4日、秋の一般公開が始まった。大正期の貴重なステンドグラスが残ることで知られる宮越家だが、今回は英国の大英博物館の所蔵品などと一連のものであることが判明したふすま絵が注目の的。県内外から訪れた見学者は、約400年前に描かれた作品に見入り、感嘆の声を上げていた。
宮越家の離れ「詩夢庵(しむあん)」のふすま絵は、奥の間の「花鳥図」、円窓(まるまど)の間の「竹図」、山蘭(やまあららぎ)の間の「風俗山水図」の計18面からなる。これらの作品は、安土桃山時代末期から江戸時代初期に狩野派の有力絵師によって描かれたとみられることが専門家の調査で判明。また、「花鳥図」は大英博物館所蔵の「秋冬花鳥図」と対であることが確認され、先月発表された。
見学者はボランティアガイドの案内で詩夢庵を巡り、金色に輝くふすま絵や、国内ステンドグラス作家の草分けである小川三知(1867~1928年)の作品を鑑賞した。
熊本県から来た鈴来(すずき)由起子さん(58)は「テレビで見て『行かねば』と思った。本当にすてき。時空を超えた感じです」と感激の面持ち。板柳町の佐々木栄治さん(72)は「畑が忙しいが、ぜひ見たいと思って来た。すごい。管理が大変だと思うが、町や県がタイアップして(ふすま絵を)保護してもらいたい」と語った。
秋の公開は11月10日までだが、見学用のチケットは既に完売している。
宮越家の離れ「詩夢庵(しむあん)」のふすま絵は、奥の間の「花鳥図」、円窓(まるまど)の間の「竹図」、山蘭(やまあららぎ)の間の「風俗山水図」の計18面からなる。これらの作品は、安土桃山時代末期から江戸時代初期に狩野派の有力絵師によって描かれたとみられることが専門家の調査で判明。また、「花鳥図」は大英博物館所蔵の「秋冬花鳥図」と対であることが確認され、先月発表された。
見学者はボランティアガイドの案内で詩夢庵を巡り、金色に輝くふすま絵や、国内ステンドグラス作家の草分けである小川三知(1867~1928年)の作品を鑑賞した。
熊本県から来た鈴来(すずき)由起子さん(58)は「テレビで見て『行かねば』と思った。本当にすてき。時空を超えた感じです」と感激の面持ち。板柳町の佐々木栄治さん(72)は「畑が忙しいが、ぜひ見たいと思って来た。すごい。管理が大変だと思うが、町や県がタイアップして(ふすま絵を)保護してもらいたい」と語った。
秋の公開は11月10日までだが、見学用のチケットは既に完売している。