青森県七戸町のバラ園「東八甲田ローズカントリー」の敷地内で乗馬体験ができる「ホースレジャーin七戸」が営業開始から間もなく1年を迎える。運営する「憩」の舘花満弘社長は「馬で栄えた七戸町を乗馬体験でPRし、ローズカントリーのお客さんも増やしたい」と話す。

　事業は、東八甲田エリアで町の施設を民間事業者などが効率的に活用する方法を探る町の制度を利用し、昨年10月末から始めた。

　乗馬体験は直径約15メートルの円形の馬場の中で行い、15分1500円。ヘルメットや手袋は無料で貸し出している。スタッフが馬の乗り方や手綱の持ち方、立つ姿勢などを教える。体験者は、安全のためスタッフがロープを引く馬に乗り、歩いたり走ったりできる。希望者は乗馬のライセンスを取るためのレッスンも受けられる。このほか、100円で馬の餌やりもできる。

　十和田西小4年の中野渡波留さん（10）は今年5月の乗馬体験をきっかけに乗馬に夢中になったといい、現在は乗馬ライセンス5級取得のため週1回ほどレッスンに訪れる。「馬は模様がいろいろあってかわいくて好き。レッスンは大変だけど頑張りたい」と意気込む。

　ローズカントリーはJR七戸十和田駅・道の駅しちのへから車で10分程度の距離にある。同事業では乗馬できる広さのビニールハウスも備え、悪天候時でも通年体験できる。舘花社長は「乗馬は幅広い年代に楽しんでいただける。ぜひ気軽に来てほしい」と話した。

　乗馬体験は予約は不要だが、ホームページから予約も可能。問い合わせは同社（電話0176－51－5108）へ。