2024年に就航60年を迎えた青函連絡船八甲田丸の歴史をたどる写真展が、同船が保存展示されている青森市の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸で始まった。青函連絡船羊蹄丸の元3等航海士だった同市の川村修(しゅう)さん(65)が撮影した写真31点が並び、観光客らの目を楽しませている。25年2月末まで。
川村さんは、小学校の修学旅行で八甲田丸に乗船したことがきっかけで連絡船のとりことなった。高校卒業後に連絡船の乗組員となってからは業務の合間を縫って連絡船の姿を撮影し、1988年の運航終了後も国内外に散らばった連絡船のその後を追い続けている。
会場には、国鉄時代から民営化によるJR移行、青函博覧会での展示を経てメモリアルシップとして再出発した八甲田丸の歴史を全紙サイズの写真で展示。巨大な水しぶきを上げながら荒れた海を航行する姿、現在は見られない青森港の海上スクリーン投影設備「ウォータービジョン」や高速フェリー「ゆにこん」が一緒に写った懐かしい風景も収めた作品もある。
青森ねぶた祭に合わせて八甲田丸を訪れたという野辺地町の会社員新堀翔さん(37)は「青森には良いものが残っているとあらためて実感した。今後も観光資源として生かしてもらえれば」と連絡船が果たした役割に感心した様子。会場に姿を見せた川村さんも「八甲田丸は青函連絡船の中でも最長の就航期間を持つ船。節目ごとの移り変わりを写真で紹介しているので、独特の雰囲気を感じてほしい」とアピールした。
写真展は有料エリアにあるため、観覧料(大人510円、中・高校生310円、小学生110円)が必要。10月13日午後1時半からは、川村さんによる記念講演会を予定している。問い合わせは八甲田丸(電話017-735-8150)へ。
川村さんは、小学校の修学旅行で八甲田丸に乗船したことがきっかけで連絡船のとりことなった。高校卒業後に連絡船の乗組員となってからは業務の合間を縫って連絡船の姿を撮影し、1988年の運航終了後も国内外に散らばった連絡船のその後を追い続けている。
会場には、国鉄時代から民営化によるJR移行、青函博覧会での展示を経てメモリアルシップとして再出発した八甲田丸の歴史を全紙サイズの写真で展示。巨大な水しぶきを上げながら荒れた海を航行する姿、現在は見られない青森港の海上スクリーン投影設備「ウォータービジョン」や高速フェリー「ゆにこん」が一緒に写った懐かしい風景も収めた作品もある。
青森ねぶた祭に合わせて八甲田丸を訪れたという野辺地町の会社員新堀翔さん(37)は「青森には良いものが残っているとあらためて実感した。今後も観光資源として生かしてもらえれば」と連絡船が果たした役割に感心した様子。会場に姿を見せた川村さんも「八甲田丸は青函連絡船の中でも最長の就航期間を持つ船。節目ごとの移り変わりを写真で紹介しているので、独特の雰囲気を感じてほしい」とアピールした。
写真展は有料エリアにあるため、観覧料(大人510円、中・高校生310円、小学生110円)が必要。10月13日午後1時半からは、川村さんによる記念講演会を予定している。問い合わせは八甲田丸(電話017-735-8150)へ。