8月2日開幕の青森ねぶた祭に、青森県平川市在住のアーティスト・GOMAさん(37)が手がけた前ねぶたが登場する。GOMAさんは、自身の個展の作品としてねぶたを制作した経験はあるが、祭りで出陣させるのは初めて。何度もねぶた師の元に足を運び、技法を学びながら制作した。GOMAさんは「地域の伝統芸能を残したい思いで、アートという新しさを取り入れたねぶたに挑戦した。近くで見ても、遠くから眺めても美しいと思ってもらえれば」と出陣を心待ちにしている。
かねて交流があった第7代ねぶた名人・竹浪比呂央さん(64)に「ねぶたを作りたい」と伝え続けていたGOMAさん。思いが伝わり、1月、竹浪さんが大型ねぶたを手がける運行団体「青森菱友会」からの出陣が決定。青森市の「竹浪比呂央ねぶた研究所」が骨組みを担当し、GOMAさんが6月下旬から紙張りと色付けを進めてきた。
題材は「天翔(あまかけ)る龍馬(りょうめ)」。龍馬とは中国の伝説に登場する生き物で、2本の角が生えた竜の顔と羽がある馬の体が特徴。龍馬の彫刻が残る栃木県の日光東照宮なども訪れ、制作の参考にしたという。
GOMAさんは「祭りの伝統を守りつつ、ねぶた師が作らない作品にしたかった」といい、通常ねぶたに使われない蛍光塗料などを駆使。色の濃淡や陰影で龍馬の筋肉やたてがみを描き、立体感や躍動感を表現している。
前ねぶたは会期中、8月4日を除き5日間出陣する。GOMAさんはいずれの日も運行に参加する予定で、「やっと夢がかなうという思いで、とにかくうれしい。ライトアップされて闇夜に映える姿が楽しみ」と語った。
かねて交流があった第7代ねぶた名人・竹浪比呂央さん(64)に「ねぶたを作りたい」と伝え続けていたGOMAさん。思いが伝わり、1月、竹浪さんが大型ねぶたを手がける運行団体「青森菱友会」からの出陣が決定。青森市の「竹浪比呂央ねぶた研究所」が骨組みを担当し、GOMAさんが6月下旬から紙張りと色付けを進めてきた。
題材は「天翔(あまかけ)る龍馬(りょうめ)」。龍馬とは中国の伝説に登場する生き物で、2本の角が生えた竜の顔と羽がある馬の体が特徴。龍馬の彫刻が残る栃木県の日光東照宮なども訪れ、制作の参考にしたという。
GOMAさんは「祭りの伝統を守りつつ、ねぶた師が作らない作品にしたかった」といい、通常ねぶたに使われない蛍光塗料などを駆使。色の濃淡や陰影で龍馬の筋肉やたてがみを描き、立体感や躍動感を表現している。
前ねぶたは会期中、8月4日を除き5日間出陣する。GOMAさんはいずれの日も運行に参加する予定で、「やっと夢がかなうという思いで、とにかくうれしい。ライトアップされて闇夜に映える姿が楽しみ」と語った。