南郷ジャズフェス前夜祭へ練習に熱

ジャンベやダラブッカなどの打楽器の音を合わせ、本番に向けて練習に励む参加者

 一般応募で26日の「南郷サマージャズフェスティバル2024」前夜祭に出演する参加者が、本番へ向けて練習を重ねている。5月に始動し、回を重ねるごとにジャズの魅力や音楽の楽しさを実感。間近に迫った前夜祭で最初のステージを飾る。

 一般応募者の出演は、多くの人に音楽の魅力に触れてもらおうと、南郷ジャズフェスティバル実行委員会が初企画。体験型プログラムとして経験を問わず参加者を募った。参加者は八戸市内外の3歳~40代11人で、ジャズの館南郷での計3回の合同ワークショップを開催。このほか、参加者同士がオンラインでやりとりしたり、公民館などに集まったりして練習に励んできた。

 ワークショップ最後の21日は本番に備えて最終確認。楽器・ダラブッカをたたく豊崎中学校1年加藤蓮渚(れな)さん(13)は「音楽経験はないけれど、みんなと協力して奏でることが楽しかった。仲良くなったみんなと練習よりもうまく、楽しんで演奏したい」。ジャンベ担当の八戸市の会社員小村優子さん(38)は「子育てで音楽から離れていた。1回目のワークショップが楽しくて娘も誘った。音を体で感じ、本番を楽しみたい」と話した。

 同プログラムを企画した実行委の安田美央さん(40)は「楽器初挑戦の人もいて、挑戦する姿を見て自分もやってみたいと思ってもらえたらうれしい」と話した。

 前夜祭は八戸市南郷のカッコーの森エコーランド野外ステージで午後7時開演。3部構成で一般応募の参加者は第1部に出演する。翌27日のジャズフェスは午後0時半に開場する。

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