日本三大霊場の一つ、青森県むつ市の恐山で20日、夏の大祭が始まった。鎮魂の鐘の音が響く中、県内外から訪れた参拝者が、地蔵などに手を合わせながら先祖や亡き人をしのんだ。
恐山は「人は死ねばお山(恐山)に行く」と信仰を集めている。昔から「大祭の時期に地蔵に祈れば、亡くなった人の苦難を救う」と言い伝えられている。
同日午前中は小雨が降る中、参拝者は火山ガスが噴き出る岩場や宇曽利山湖の岸辺を散策しながら、風景を撮影していた。時折風が吹くと、あちこちに立てられた風車が回り、カラカラと音を鳴らしていた。
八戸市から訪れた佐々木隆利さん(52)は先祖の供養に来たといい「子どもの頃から何度も来ている。来年もまた来たい」と話した。
夏の大祭は24日までで、開門時間は午前6時~午後6時。僧侶らが列をなし、藩政時代の山主の参拝を再現する「山主上山(さんしゅじょうざん)式」は22日に行う。
また、境内の一角では死者の霊を呼び寄せるというイタコの口寄せが行われている。
恐山は「人は死ねばお山(恐山)に行く」と信仰を集めている。昔から「大祭の時期に地蔵に祈れば、亡くなった人の苦難を救う」と言い伝えられている。
同日午前中は小雨が降る中、参拝者は火山ガスが噴き出る岩場や宇曽利山湖の岸辺を散策しながら、風景を撮影していた。時折風が吹くと、あちこちに立てられた風車が回り、カラカラと音を鳴らしていた。
八戸市から訪れた佐々木隆利さん(52)は先祖の供養に来たといい「子どもの頃から何度も来ている。来年もまた来たい」と話した。
夏の大祭は24日までで、開門時間は午前6時~午後6時。僧侶らが列をなし、藩政時代の山主の参拝を再現する「山主上山(さんしゅじょうざん)式」は22日に行う。
また、境内の一角では死者の霊を呼び寄せるというイタコの口寄せが行われている。