ケセンロック、5年ぶり復活 「原点の地」大船渡で15日開催

ケセンロックフェスティバルを5年ぶりに開く実行委の千葉裕昭さん(右)、管和男さん=大船渡市大船渡町
 困難を乗り越え、手作りのフェスが帰ってくる。気仙地区の音楽イベント「ケセンロックフェスティバル」(KRF)は15日、5年ぶりに開かれる。新型コロナウイルス禍で中断を余儀なくされていたが、充電期間を経て実行委が復活にこぎ着けた。開催地の大船渡市は、前身の大船渡ロックフェスが始まった「原点の地」。復興支援への感謝を伝え、地域に若者を呼び込む…。万感の思いで本番を迎える。

 KRFののぼり旗が風に揺れる。実行委員長の千葉裕昭さん(54)=住田町世田米=らメンバーが連日、夢海(ゆめみ)公園(大船渡市大船渡町)の会場設営に奔走する。来場見込みは約2千人。周辺の草も刈り、準備万端で迎え入れる。

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