青森県十和田市の酒造会社「鳩正宗」と北里大学獣医学部(同市)学生有志らのコラボレーションによる純米吟醸酒「アスナロ」が完成し、4日、小山田久市長にお披露目された。市産「まっしぐら」を100%使用し、精米歩合は55%。12日から市内をはじめ県内の酒販店で販売する予定。
市役所で発売報告会が行われ、田淵彰彦さんと半澤拓海さん(いずれも6年)、林光太郎さん(5年)、中山和彦さん(大学院博士課程4年)と筏井宏実教授が出席。鳩正宗からは、杜氏(とうじ)の佐藤企さんと蔵人の斗澤雅樹さんが出席した。
鳩正宗では12年前から、美術作家の山本修路さんや市民らと連携して純米大吟醸「天祈(ての)り」を開発している。学生たちからも「オリジナルの酒を造りたい」と声をかけられて数年前から計画。コロナ禍を挟んだが昨年、活動を開始した。
関わった学生は16人。佐藤さんの実家の水田で米作りから始め、収穫や仕込みにも携わり、まろやかな味わいとすっきりとした切れのある酒が出来上がったという。ラベルのデザインなどは山本さんが手がけた。
田淵さんは「良い思い出になった。今後、飲むたびに暑かった田植えのことを思い出すかも」と笑った。
今回は限定865本の販売となるが来年以降、現在の学生たちが卒業した後も後輩が酒造りを引き継ぐ。佐藤さんは「『天祈り』と特別純米酒『佐藤企』とともに『まっしぐら』を用いた3部作の一つとして発信したい」と話した。
アスナロはアルコール15度、日本酒度マイナス1。720ミリリットル入り税別1800円。
市役所で発売報告会が行われ、田淵彰彦さんと半澤拓海さん(いずれも6年)、林光太郎さん(5年)、中山和彦さん(大学院博士課程4年)と筏井宏実教授が出席。鳩正宗からは、杜氏(とうじ)の佐藤企さんと蔵人の斗澤雅樹さんが出席した。
鳩正宗では12年前から、美術作家の山本修路さんや市民らと連携して純米大吟醸「天祈(ての)り」を開発している。学生たちからも「オリジナルの酒を造りたい」と声をかけられて数年前から計画。コロナ禍を挟んだが昨年、活動を開始した。
関わった学生は16人。佐藤さんの実家の水田で米作りから始め、収穫や仕込みにも携わり、まろやかな味わいとすっきりとした切れのある酒が出来上がったという。ラベルのデザインなどは山本さんが手がけた。
田淵さんは「良い思い出になった。今後、飲むたびに暑かった田植えのことを思い出すかも」と笑った。
今回は限定865本の販売となるが来年以降、現在の学生たちが卒業した後も後輩が酒造りを引き継ぐ。佐藤さんは「『天祈り』と特別純米酒『佐藤企』とともに『まっしぐら』を用いた3部作の一つとして発信したい」と話した。
アスナロはアルコール15度、日本酒度マイナス1。720ミリリットル入り税別1800円。