お好みコーヒー、記録データから風味を再現 盛岡・マサエ焙煎所

IH焙煎機(左)と高橋真左栄さん。「ずっと憧れていた焙煎の仕事ができたのは誇り」と話す
 盛岡市厨川のマサエコーヒー焙煎(ばいせん)所(高橋真左栄代表)は、豆を加熱する温度などをパソコンで管理し、一人一人の好みに合った味を届けている。安定した品質にこだわり、リピーターには記録したデータを基に風味を再現する。高橋代表(55)は、交流サイト(SNS)を通した仲間の応援を励みに開業を実現し、「好きな味との出合いをサポートしたい」と意気込んでいる。

 「どんなコーヒーがお好みですか」。高橋代表は客との対話から丁寧に苦味や酸味などの好みを聞き取る。使用するIH焙煎機は、パソコン上に加熱した時間、豆の表面や内部の温度などがグラフ化される仕組みで、一度作った味はデータ化して保存している。活用法について「ミスがあれば原因が分かり、改善にもつなげられる」と説明する。

 取り扱う生豆は約20種類。生産者の顔や生産過程が分かる豆にこだわりを持つ人も多く、そうしたニーズに沿う商品をそろえる。

 豆はオンラインでも販売する。店内でのドリンクメニューもある。スタッフ古川佳織さん(37)が手がけた豆やドライフラワーを使ったレジンアクセサリーも売っている。定休日は原則水、日曜で、営業情報はSNSで発信する。

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