新渡戸稲造ら岩手ゆかりの偉人の新たな収蔵品を展示 盛岡市先人記念館

新渡戸稲造ゆかりの着物(左)と画軸
 盛岡市本宮の市先人記念館は2023、24年の新収蔵資料展を開いている。同市出身の教育者で国際連盟事務次長を務めた新渡戸稲造(1862~1933年)ゆかりの着物や、同市出身で「旅する日本画家」と評された藤島静村(せいそん)(1863~1935年)の掛け軸など、新たに同館の収蔵品となった資料の数々が、先人への興味をかき立てる。
 新収蔵資料241件533点のうち、67件88点を展示している。新渡戸の着物は、妻メリーが大おいのデイビッド・エルキントンに贈ったもの。デイビッドは新渡戸が講演のため渡米した際に運転手を務めるなど交流があった。着物はしつけ糸が残り、大切に保管されていたことが分かる。
 同館主任学芸員の中浜聖美さんは「バラエティーに富んだ資料がそろった。たくさんの先人を知る機会なので、多くの人に見ていただきたい」と呼びかける。
 6月15日まで。午前9時から午後5時(入館は午後4時半)まで。月曜(5月5日は開館)と5月7、27日休館。一般300円、高校生200円、小中学生100円。問い合わせは同館(019-659-3338)へ。

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