黒石・金平成園 26日から一般公開

26日から一般公開が始まる金平成園。今年は6月に市制施行70周年を記念して野だて会が行われる

 青森県黒石市の国名勝・金平成園(かねひらなりえん)=別称・澤成園=の今年の一般公開が26日に始まる。本年度は市制施行70周年を記念し6月2、9、23日に野だて会を開く。

 金平成園は津軽の作庭方式「大石武学流(おおいしぶがくりゅう)」にのっとって1892(明治25)年から1902(同35)年にかけて、実業家・政治家の加藤宇兵衛が造った。加藤が「万民に金が行き渡り、平和な世になるように」と願ったことが名称の由来。加藤家の屋号「澤屋成之助」から「澤成園」の別称もある。

 市が加藤の子孫から寄贈を受けて2020年度から、園内の加藤家住宅を含め公開している。

 野だて会は6月2日が表千家、同9日が江戸千家、同23日が裏千家。開園に先立ち25日、同園で報道陣に対応した髙樋憲市長は「藩政時代の城下町の風情を持つ黒石が進めてきた、和風の似合う街にぴったりの催し。恒常的に開催することも考えたいし、市内外の方々の同様の利用も大いに歓迎したい」と、野だて会のポスターを手にアピールした。

 野だて会の時間は午前9時半~午後3時半。時間指定はない。料金は入園料込み一席500円で各日200人限定。前売りのみで、チケットは黒石観光協会(TEL0172-52-3488)で販売する。

 金平成園の通常の公開は11月30日までの午前9時半~午後4時(入園は午後3時半まで)。月曜日休園。入園料は中学生以下無料、高校生200円、大人400円。

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