八戸線130周年を記念、ゆかりの写真展示

JR八戸駅で始まった八戸駅-本八戸駅間開業130周年記念の写真展=26日

 JR東日本盛岡支社は26日、八戸線八戸駅-本八戸駅間が来年1月4日に開業130周年を迎えることを記念した写真展を、八戸駅東西自由通路で始めた。青森県八戸市内の愛好家らが撮影した八戸線ゆかりの車両の写真38点が展示されている。2月20日まで。

 八戸駅-本八戸駅間の距離は5.5キロ。1894(明治27)年に開業した当時、駅名は八戸駅が「尻内駅」、本八戸駅が「八ノ戸駅」だった。八戸線は1924年に岩手県の種市駅、25年に陸中八木駅、30年に久慈駅まで延伸開業し、全線が開通した。

 会場には2018年に運行を終えた「キハ40系」が駅に停車している様子や、20年に引退した「リゾートうみねこ」が雪景色の中を走る風景を撮影した写真が並ぶ。今年運行10周年を迎えたレストラン列車「東北エモーション」や、運行中の「キハE130系」の写真もある。

 26日には八戸駅で記念セレモニーが開かれ、関係者13人が参加した。

 吉田正樹駅長は取材に「八戸線を愛してくれていると分かる写真。鉄道を身近に感じてもらえれば」と話した。

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