青森市浪岡本郷の通称「鈴蘭(すずらん)山」で、5月31日から6月2日の3日間、「本郷すずらんまつり」が開かれた。スズランの名所として親しまれた山にかつての活気を取り戻そうと地元有志が始めたまつりは、今回で10回目。会期中は好天に恵まれ、大勢の家族連れらでにぎわった。
スズランは1955年ごろまで山の斜面に群生しており、小学生の遠足地や若者の集う場として知られていた。その後、農耕馬用飼料の草刈り場として利用されなくなったことから草木が生い茂り、スズランは徐々に姿を消していったという。
まつりを主催する地元有志団体「本郷すずらんの里」の由町(よしまち)兼政代表(72)は「昔は一面にスズランが広がっていて、甘い匂いでいっぱいだった。地元の人たちにとって思い出深い場所」と振り返る。
山の一角に残っていたスズランを由町代表らが見つけたことをきっかけに、地元の名所を復活させようと2004年から植栽を開始。地域の小学校などと協力しながら徐々に群生を広げ、現在は1万本以上のスズランが花を咲かせている。由町代表は「子どもたちが大人になってもまた戻ってきたいと思える場所にできれば」と語った。
今回のまつりは3日間で約460人が来場。最終日に家族5人で訪れた同市の鎌田瑞葵(みずき)さん(8)は「ちっちゃくて白くてきれいだった。去年よりも花が少し多くて楽しかった」と笑顔で話した。
まつり終了後も、山は自由に見学できる。
スズランは1955年ごろまで山の斜面に群生しており、小学生の遠足地や若者の集う場として知られていた。その後、農耕馬用飼料の草刈り場として利用されなくなったことから草木が生い茂り、スズランは徐々に姿を消していったという。
まつりを主催する地元有志団体「本郷すずらんの里」の由町(よしまち)兼政代表(72)は「昔は一面にスズランが広がっていて、甘い匂いでいっぱいだった。地元の人たちにとって思い出深い場所」と振り返る。
山の一角に残っていたスズランを由町代表らが見つけたことをきっかけに、地元の名所を復活させようと2004年から植栽を開始。地域の小学校などと協力しながら徐々に群生を広げ、現在は1万本以上のスズランが花を咲かせている。由町代表は「子どもたちが大人になってもまた戻ってきたいと思える場所にできれば」と語った。
今回のまつりは3日間で約460人が来場。最終日に家族5人で訪れた同市の鎌田瑞葵(みずき)さん(8)は「ちっちゃくて白くてきれいだった。去年よりも花が少し多くて楽しかった」と笑顔で話した。
まつり終了後も、山は自由に見学できる。