路上駐車への注意や入場規制への協力などを呼びかける看板が設置された蔦沼周辺の国道103号=18日

 十和田八幡平国立公園内の蔦沼(青森県十和田市)周辺で20日から31日までの12日間、紅葉シーズンの渋滞対策が行われる。蔦沼展望デッキの早朝の入場を80人までの予約制にして、入場者や駐車場利用者に環境保全協力金を求める。市や県、県警、環境省などによる十和田湖周辺交通渋滞対策協議会(会長・小山田久十和田市長)によると各日とも予約は既に埋まっている。

 協力金は早朝(午前5時~同7時半)のデッキ入場が1人2千円、駐車場利用は車1台につき2千円、バイクは千円。日中(午前7時半~午後4時)は、デッキ入場には予約や協力金は必要ないが、駐車場利用には車1台2千円、バイク千円の協力金が必要。徒歩、自転車、タクシーなどは無料。午後8時から午前5時までは蔦温泉宿泊者以外の駐車はできない。

 蔦沼は、朝焼けの紅葉が水面を染める絶景ポイントとして知られる。同協議会は見物客の集中による展望デッキの混雑、植生の破壊、渋滞や路上駐車などを防ぐため2020年度に入場制限を導入し、今年で4年目。展望デッキの入場予約は8月上旬に開始し、10月頭にはほぼ埋まったという。蔦沼沿いの国道103号経由を避けたい場合は、迂回(うかい)路として市道湯ノ台高原線(約6キロ、通行時間約8分)を利用できる。


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