中泊の宮越家ガイド準備、17日から一般公開

螺鈿の卓(手前右)と蒔絵の火鉢(同左)がある奥の間の解説ポイントを確認するメンバーたち

 大正期のステンドグラスが現存する青森県中泊町の旧家「宮越家」の秋の一般公開が17日から始まるのを前に、宮越家ボランティアガイドの会のメンバーが5日、現地で解説のシミュレーションを行った。説明内容や建物、庭園の状態などを確認し、3カ月ぶりに見学客を迎える準備にいそしんだ。

 秋の一般公開は17日から11月19日まで行われ、1日8回の見学時間が設けられる。

 同会メンバーによるシミュレーションは公開開始までに計3回行われる。5日は6人が参加。同家離れ「詩夢庵(しむあん)」は電気が通っていないため、天気が悪く室内が暗い日にはどのように案内するかや、大石武学流庭園「静川園」の見どころについて、互いに説明しながら確認した。

 今回の公開では、立ち入り禁止の「奥の間」にある螺鈿(らでん)の卓と蒔絵(まきえ)の火鉢を廊下側に寄せ、間近で見られるようにした。また、昨年よりも公開開始日を3週間ほど遅らせ、庭の樹木の紅葉も楽しんでもらえるようにしたという。ガイドの会メンバーの加藤則子さん(69)は「この時期ならではのきれいな庭園を見に来てほしい」と話した。

 一般公開のチケットは町文化観光交流協会(電話0173-57-9030)で販売中。

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