青森県弘前市東目屋地区で地域おこし協力隊として活動した、同地区神社の神職石戸谷寛子さん(45)=埼玉県出身=が、空き家になるはずだった物件を借り受け、地区でただ一つのカフェ「めやーばのやかた」を今夏から開いている。「面倒を見てくれた地区の人に気軽に使ってほしい」と恩返しの思いを込める。
カフェは、同市中野岩井の木造2階建て一軒家の1階スペース、24畳の和室と8畳の洋室。石戸谷さんと三上みどりさん(62)が2人で切り盛りする。気軽に神仏に触れてもらおうと、座敷の奥には仏壇と神棚が置かれて、石戸谷さんの地元・埼玉の名物「フライ」や洋食を食べられる。
石戸谷さんは旅行で岩木山神社を訪れた時、不思議と涙が流れた。心が揺り動かされ、神職になりたいと思うように。同地区の地域おこし協力隊で神社に携わる活動ができると聞き、2020年に移住。多賀神社の限定デザインの御朱印を作ったり、東目屋リンゴの販売促進として黒スーツで決めた農家の男たちを「メヤダン」として起用するなど、精力的に活動した。昨年9月、同地区の中畑稲荷神社の権(ごん)禰宜(ねぎ)として念願の神職になった。
地域の人と話す中で地域の人が集まって、軽食を食べながら話ができる場所がないことに気付き、家を手放すことを考えていた三上さんに相談した。三上さんも「見知った人が使ってくれるなら」と貸すことにした。
石戸谷さんは神職、カフェのオーナー、行政書士と3足のわらじを履き、忙しくも充実した生活を送っている。「地域の人がいつも気にかけ活動を応援してくれた。その恩返しになれば」と笑顔で話した。
問い合わせは、めやーばのやかた(電話0172-88-9514)へ。
カフェは、同市中野岩井の木造2階建て一軒家の1階スペース、24畳の和室と8畳の洋室。石戸谷さんと三上みどりさん(62)が2人で切り盛りする。気軽に神仏に触れてもらおうと、座敷の奥には仏壇と神棚が置かれて、石戸谷さんの地元・埼玉の名物「フライ」や洋食を食べられる。
石戸谷さんは旅行で岩木山神社を訪れた時、不思議と涙が流れた。心が揺り動かされ、神職になりたいと思うように。同地区の地域おこし協力隊で神社に携わる活動ができると聞き、2020年に移住。多賀神社の限定デザインの御朱印を作ったり、東目屋リンゴの販売促進として黒スーツで決めた農家の男たちを「メヤダン」として起用するなど、精力的に活動した。昨年9月、同地区の中畑稲荷神社の権(ごん)禰宜(ねぎ)として念願の神職になった。
地域の人と話す中で地域の人が集まって、軽食を食べながら話ができる場所がないことに気付き、家を手放すことを考えていた三上さんに相談した。三上さんも「見知った人が使ってくれるなら」と貸すことにした。
石戸谷さんは神職、カフェのオーナー、行政書士と3足のわらじを履き、忙しくも充実した生活を送っている。「地域の人がいつも気にかけ活動を応援してくれた。その恩返しになれば」と笑顔で話した。
問い合わせは、めやーばのやかた(電話0172-88-9514)へ。