高照神社の保存活動と観光両立、ツアー開発

モニターツアーで雪かきを体験する参加者

 老朽化が進む青森県弘前市の国指定重要文化財「高照神社」の保存活動と観光を組み合わせたツアーを青森市の「4-Ride(フォーライド)」が開発した。雪が降らない地域からの観光客やインバウンド(訪日客)をメインターゲットとし、同神社を管理している地元の高岡町会協力の下、境内の雪かき・雪遊び体験を通じて保存活動に参加してもらう。17日にはモニターツアーを行い、県内から5人が参加した。

 同神社は江戸時代、弘前藩4代藩主・津軽信政をまつるために創建され、300年以上にわたって「守人(もりびと)」と呼ばれる地域住民の手で守られてきた。しかし、老朽化や豪雪で建物が傷み、同町会を中心にした市民団体がクラウドファンディング(CF)で修繕費を募ってきた経緯がある。冬期間は守人が毎日ローテーションを組んで雪かきを行っているが、負担は大きい。

 約2時間半のモニターツアーでは、神社を見学して歴史を学んだ後、参道の雪かき体験、雪の中に隠した「宝」を探す遊びなどを行った。最後には、ニンジンの子あえやイカメンチなどの郷土料理が詰まった「守人弁当」を食べて、津軽の冬を満喫した。

 マレーシアから弘前大学に留学中のズキフリ・ソフィナさん(24)は「マレーシアは雪が降らないので、こんなに雪が積もっているところで『守人』として働けて楽しかった。日本文化も学べて、とても良かった」と笑顔で話した。

 ツアーは2月末まで、毎週土曜日に実施する。予約は弘前観光コンベンション協会や4-Rideのホームページからで、1人1万6千円(税込み)。

弘前市

青森
「冬に咲くさくら」満開に/弘前、2月までライトアップ
青森
メイン雪像「弘前城天守」制作スタート
青森
弘前城天守「曳戻し」 ロゴでPR
青森
ギャレスさんの弘前産ビール「世界一」認定
青森
来年はウマくいく年に 弘前で創作凧制作