志功の道 ゆっくり散策/120年目の誕生日

合浦公園内にある棟方志功の石碑を見学する参加者たち=5日午前、青森市

 青森市出身の板画家・棟方志功(1903~75年)120年目の誕生日に当たる5日、同市の合浦公園を発着点に、ゆかりの石碑を巡る記念ウオークが行われた。炎天下、市内外の25人が約4キロの道のりを歩き、地元生まれの世界的アーティストに思いをはせた。

 記念ウオークは、同市在住の全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員の渋谷清光さん(74)が棟方の誕生日を盛り上げようと企画。若き日の棟方が写生に励んだ合浦公園を起点に、棟方の記念碑が立つ旧東北線跡地の「文芸のこみち」や平和公園を巡る約4キロのコースを設定した。

 この日は気温が30度を超える真夏日となったが、参加者たちは渋谷さんの解説を聞きながら4キロの道のりを2時間かけてゆっくりと散策。合浦公園では「清く高く/美事(みごと)に/希望の大世界/を進み抜く」の文字が刻まれた青少年健全育成祈願碑、文芸のこみちでは「合浦浜/松原添えの砂丘に/ふるさとのはな/玫瑰(はまなす)の花」の文学碑、平和公園では「わだばゴッホになる」の記念碑を見学した。

 興味深そうに記念碑に見入っていた同市の松橋克子さん(69)は「自分も含めて家族に9月生まれが多く、美術も好きなので志功に親近感がある。もっと勉強してみたい」と笑顔。

 渋谷さんは「ウオーキングを通じて志功のことを知ってもらえて良かった。後世に伝えていくのもわれわれの役割」と充実した表情で振り返った。

渋谷さん(左端)の案内で、棟方ゆかりの合浦公園内を散策する参加者たち=5日午前、青森市

平和公園内にある「わだばゴッホになる」の記念碑を見学する参加者たち=5日午前、青森市



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