青森で「台湾祭」、商業高生が企画

青森駅前公園などで28日から開催する台湾祭をPRする青森商と八戸商の生徒=27日午後

 商業を学ぶ県立高5校の生徒が28、29の両日、青森市の青森駅前公園と青森商工会議所会館で「台湾祭」を開く。生徒たちが、台湾にまつわる商品を取り扱う企業や事業者らに商談を重ね、実現にこぎ着けた初めてのイベント。生徒たちは「日本初出店のグルメもある。子どもから大人までたくさんの人に台湾の雰囲気を感じてほしい」と意気込んでいる。

 台湾祭は青森商業が主催し、弘前実業、八戸商業、三沢商業、黒石高も企画から参加した。祭りのコンセプトは生徒が考えた「台湾の架空の街 台猫(タイニャン)」。各校が商談を進め、オンライン会議などで準備を重ねた。

 日本初出店となるエバリッチ社は杏仁(あんにん)豆腐やジーパイ(台湾風唐揚げ)を販売する。ほかのブースでは焼き小籠包(しょうろんぽう)や肉おにぎり、パイナップルケーキなど本場のグルメが並ぶ。台湾雑貨の販売もあり、計約10ブースを設ける。

 27日は会場にテントを設営したり、生徒手作りの台湾ランタンを飾り付けたりと、最終準備を進めた。実行委員長の大山莉奈さん(青森商3年)は「私たちが楽しまないとお客さんは楽しめない。祭りを盛り上げ、成功させよう」と呼びかけた。

 販売部長の千葉梨央さん(同)は「青森を国際的に発信できるようにしよう-という課題研究授業の集大成。日本初出店、青森初上陸の店もあるので、たくさんの人に来てほしい」と話した。イベントは午前10時~午後7時(29日は午後6時まで)。

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