県埋蔵文化財調査センターは8日に青森市浪岡の「郷山前村元(ごうさんまえむらもと)遺跡」で一般向けの発掘調査現地見学会を開く。5月から始まった発掘調査では縄文時代の土坑、平安時代の竪穴建物跡や円形周溝を確認。出土した平安時代の土師(はじ)器の底に「大」の字の刻書があるものも見つかった。このほか、8本の柱からなる掘立柱(ほったてばしら)建物跡も判明、江戸時代のものの可能性があるという。
発掘調査は「県道常海橋銀(じょうかいばししろがね)線道路改築事業」の実施に先立ち、5月9日から7月29日までの日程で行っている。範囲は約1800平方メートルで、調査終了後は埋め戻すという。
同遺跡は青森市役所浪岡庁舎から西に約3キロで、梵珠山南麓の裾野に広がる標高約30メートルの低位段丘にあり、西方向に津軽平野と岩木山を望む。2016年度以来2回目の調査となる今回は、縄文時代、平安時代、江戸時代の遺構や遺物を確認した。縄文時代前期中葉-末葉の円筒下層式土器のほか、晩期前半の台付き鉢も見つかった。
当日は同センター職員が現場で解説するほか、出土品とパネルの展示を行う。同センター調査第一グループの浅田智晴総括主幹は「縄文から江戸時代まで、人々が時期によって場所を変えながら活動していたことが分かる。実際に遺跡を訪れて、当時の人も見ていたこの風景を見てほしい」と話した。
遺跡は同市浪岡樽沢村元161のガソリンスタンド付近。当日の現地解説は午前10時、同11時半、午後1時、同2時半の計4回。各回30分前から開場し、駐車場30台分が埋まり次第、受け付けを締め切る。雨天時は遺物とパネル展示のみ、荒天時は中止の可能性がある。申し込み不要、現地集合。当日の問い合わせは遺跡発掘調査事務所(電話090-1699-2779)へ。
発掘調査は「県道常海橋銀(じょうかいばししろがね)線道路改築事業」の実施に先立ち、5月9日から7月29日までの日程で行っている。範囲は約1800平方メートルで、調査終了後は埋め戻すという。
同遺跡は青森市役所浪岡庁舎から西に約3キロで、梵珠山南麓の裾野に広がる標高約30メートルの低位段丘にあり、西方向に津軽平野と岩木山を望む。2016年度以来2回目の調査となる今回は、縄文時代、平安時代、江戸時代の遺構や遺物を確認した。縄文時代前期中葉-末葉の円筒下層式土器のほか、晩期前半の台付き鉢も見つかった。
当日は同センター職員が現場で解説するほか、出土品とパネルの展示を行う。同センター調査第一グループの浅田智晴総括主幹は「縄文から江戸時代まで、人々が時期によって場所を変えながら活動していたことが分かる。実際に遺跡を訪れて、当時の人も見ていたこの風景を見てほしい」と話した。
遺跡は同市浪岡樽沢村元161のガソリンスタンド付近。当日の現地解説は午前10時、同11時半、午後1時、同2時半の計4回。各回30分前から開場し、駐車場30台分が埋まり次第、受け付けを締め切る。雨天時は遺物とパネル展示のみ、荒天時は中止の可能性がある。申し込み不要、現地集合。当日の問い合わせは遺跡発掘調査事務所(電話090-1699-2779)へ。