スノーハイクで南八甲田の絶景堪能

青空の下、スノーハイクで南八甲田の駒ケ峰、櫛ケ峰を目指す参加者

 気温30度超えの市街地とは別世界、ひんやりした風を感じながら「スノーハイク」を履いて南八甲田の駒ケ峰、櫛ケ峰を目指す26日のツアーに同行、この時期限定の絶景を堪能した。

 スノーハイクは130センチの幅広スキーに、後滑り防止のシールを張り付けたもの。かかとが上がる装着具に、登山靴などを固定して使う。スノーシューより雪面での沈み込みが少なく、膝を上げずに歩くため体力の消耗が少ない。

 ツアーにはスタッフを含め15人が参加。睡蓮沼近くから山に入り、雪面をスプーンでえぐったような自然の造形「スプーンカット」の場所を越え、山頂を目指した。木々が雪に埋もれているため、夏には通れないルートが歩け、残雪の山々と青空のコントラストが美しかった。

 参加した青森大3年の喜來大智(きらいだいち)さん(20)は「起伏が少ない場所なら、スキー初心者や留学生にも良さそう」。主催したスキーメーカー・ブルーモリス(平内町)の盛健一専務は「季節ごと、その時期しか楽しめない八甲田をたくさんの人に楽しんでもらいたい」と話した。

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