「東北、心一つ」/青森で絆まつり開幕

公道でのパレードが4年ぶりに復活、青森ねぶた祭など東北6県の祭りが一堂に会して始まった「東北絆まつり」。手前は福島わらじまつり=17日午後、青森市

 東日本大震災からの復興を願い、東北6県の代表的な夏祭りが集結する「東北絆まつり」が17日、青森市で開幕した。今年は、新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた公道でのパレードを4年ぶりに実施。太鼓や笛の音が鳴り響く中、青森ねぶた祭や盛岡さんさ踊りなどの豪華な共演に、沿道を埋めた観衆が大いに沸いた。18日まで。

 6県の関係者総勢約1200人によるパレードは、国道7号・青い森公園前から国道4号・橋本交差点までの約1キロを往復するコースで行われた。

 午後5時の号砲を合図に盛岡さんさ踊りが先陣を切ると、山形花笠(はながさ)まつり、仙台すずめ踊り、福島わらじまつりの順でパレード。秋田竿燈(かんとう)まつりは青森地裁前と柳町交差点の2カ所で演舞を披露した。

 トリを飾ったのは青森ねぶた祭。ねぶたばやしが鳴り響くと、会場の盛り上がりは最高潮に。新作1台を含む大型ねぶた3台がハネトやはやし方ら約500人を従えて出陣。威勢のいい「ラッセラー」のかけ声が日の傾きかけた空に響き渡り、武者人形が迫力のあるにらみを沿道に利かせた。

 青森市の会社員石井達(とおる)さん(58)は「ねぶたを見たら、やっぱりじゃわめいた。多くの人が見に来ているので8月の本番に向けてプラスになる」、夫と2人で訪れた同市の主婦金崎久美子さん(57)は「初めて見る祭りもあり、それぞれ個性的で楽しかった。東北の絆がこれからも続いてほしい」と話した。

 メイン会場の青い海公園ではパレードに先立ち、6県の祭りがステージ上ではやしや踊りを披露。黒石よされや八戸えんぶり、津軽三味線など青森県を代表する郷土芸能も魅力をPRした。

 また、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が上空を展示飛行したほか、青森県各市町村のPRや、6県のご当地グルメを味わえるブースもにぎわいを見せた。周辺では、まつりと連動する形でライブイベントなども催された。まつり全体を通して初日は16万6千人(主催者発表)が来場した。

 東北絆まつりは「東北六魂祭」の後継企画として、2017年に仙台市で初めて開かれた。6県の県庁所在地などでつくる実行委員会が主催し、今年で6県を一巡する。18日は午前10時から午後4時半まで開催(パレードは午後0時半から同2時40分まで)する。

ステージイベントで県内外の観光客に八戸市の郷土芸能えんぶりを披露する十一日町えんぶり組

ステージイベントで県内外の観光客に黒石よされを披露する踊り手=17日午後、青森市の青い海公園

青森市

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