温泉廃業防げ 愛好家が提言/青森で集い

県外から見た青森県の温泉の魅力を語った(右奥から左側に向かって順に)沓掛代表、浅沼さん、石井さん、本田さん

 県内の温泉施設が次々と休廃業している現状に危機感を抱く県外在住の温泉愛好家が21日、青森県の温泉の魅力を語る集いを青森市の県観光物産館アスパムで開いた。青森の湯っこ協会(沓掛=くつかけ=麻里子代表=板柳町出身、鹿児島県在住)が主催。県外から通い続ける理由を愛好家に語ってもらうことで、青森県の温泉の素晴らしさを地元の人に再確認してもらおうと企画した。

 ゲストは岩手県の浅沼勝成さん(フェイスブック東北温泉倶楽部管理人)、茨城県の石井靖史さん(別府八湯温泉道名人会茨城県支部長)、埼玉県の本田佳和さん(フェイスブック温泉ソムリエ管理人)。沓掛代表が進行役を務め、県内外から参加した約30人が耳を傾けた。

 沓掛代表は2020年以降、県内で年間5~7件の温泉施設が休廃業している現状を指摘。「いつまでも身近に温泉があるのが当たり前ではない。経営者たちは地元の人に日々利用してもらえるとありがたいと言っている」と説明した。

 施設老朽化、後継者不在、電気代高騰、長時間営業問題など経営者の苦労や廃業につながる背景も解説した。また、湯温低下が全国的に報じられた嶽温泉郷(弘前市)について「再開のニュースが弱く、まだぬるい温泉だと思われている」と懸念。積極的に利用するよう呼びかけた。

 ゲストの3人と沓掛代表は熱湯派、ぬる湯派に分かれて温泉談議。「青森の温泉は朝早い。午前4時から営業しているところが複数ある。全国的には珍しく、驚かれる」「県内全域にたくさんの泉質があり、住宅街にも温泉が湧くのはぜいたく」などとトークを繰り広げた。

 愛好家たちは平川市碇ケ関の古遠部温泉が5月末で閉業し、事業継承者を募集することも周知し「閉業までにぜひ入浴してほしい」と語った。

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