ねぶた小屋で安全祈願祭/青森

ねぶたの骨組み作りが進むねぶた小屋=16日、青森市安方のラッセランド

 8月2日から始まる青森ねぶた祭に向け、青森ねぶた祭実行委員会(実行委員長・佐藤健一青森観光コンベンション協会会長)は16日、青森市安方のねぶた団地「ラッセランド」で安全祈願祭を行い、制作期間中の無事故を願った。

 祈願祭には同委員会や運行団体関係者ら約70人が出席し、代表者が玉串をささげた。佐藤実行委員長が「今年は制限のない祭りとなる。健康と安全に十分留意して準備に取り組み、大いに盛り上げてほしい」とあいさつした。

 各ねぶた小屋では、骨組みや紙張りの作業が着々と進んでいる。制作団体「青森青年会議所」のねぶた小屋では、ねぶた師の立田龍宝さん(38)が骨組みの仕上げ作業を進めていた。コロナ禍で制作できなかった苦しい期間もあり、立田さんは「ねぶた小屋に入り、制作できることが幸せ」と話す。

 制作しているねぶたは、国を再建していく物語「国性爺合戦(こくせんやかっせん) 和藤内・甘輝の復興」。立田さんは5歳の時、師匠・内山龍星さん(61)の「国性爺合戦」のねぶたを見て感動し、ねぶた師を志したという。立田さんは「いつかやりたいと思い温めていた。自分の色を出しつつ、師匠を超えるねぶたにしたい」と意気込んだ。

 今年は大型ねぶた23台が出陣する予定で、制作作業は7月下旬まで行われる。

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