八戸花火大会8月20日開催、有料席増加

 八戸の夏の風物詩「八戸花火大会」の大会委員会(石橋伸之会長)は9日、青森県八戸市のYSアリーナ八戸で関係者合同会議を開き、今年で43回目となる同大会を8月20日午後7時から、同市の館鼻漁港で開催することを決めた。新型コロナウイルス対策の制限緩和を受け、昨年より有料席を2千席増やし7千席とし、1時間延長して午後9時までの開催を予定している。

 花火は昨年と同じ約6千発を打ち上げる予定で、悪天候の場合は同27日に順延する。同市のコミュニティーFM「BeFM」が生中継し、インターネットで動画生配信も行う。コロナ収束や平和への祈りを込め、小学生が和太鼓演奏を披露する企画もある。

 有料席(1区画、定員4人)のチケットは7月に販売開始予定。無料の観覧スペースは設けない。広く市民から資金を募るため、小学校などに花火玉形の募金箱を置くほか、今年新たに「八戸花火応援自動販売機」を各所に設置する。

 石橋会長は、物価高騰などの影響で花火の価格が3割程度値上がりしている現状を説明し「より多くの皆さまの(資金)協力を得ながら昨年と同規模の花火を打ち上げたい」と述べた。

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