端午の節句にちなみ武者人形展/八戸・更上閣

展示された人形や飾りに見入る来場者

 端午の節句にちなんだ武者人形展が29日、青森県八戸市の更上閣で始まった。明治-大正期に建築・改築された歴史ある建物内に、子どもの成長と幸せを願う人形や甲冑(かっちゅう)、こいのぼりなど約100点が並び、親子連れらが訪れている。5月7日まで。

 更上閣の指定管理者・三八五交通(小笠原修社長)が4年ぶりに開催し、今年で8回目。りりしい表情の武将や鍾馗(しょうき)、金太郎などの人形、張り子の虎などとともに、菅原道真を題材にした高さ60センチと大型の「天神人形」が目を引く。昭和初期ごろまでに作られた古い飾りもある。

 会場では陣羽織と、八戸三社大祭の吹上山車組が制作した兜(かぶと)と甲冑を身につけて記念撮影をすることができ、いとこの中村吏士斗(りおと)ちゃん(4)=階上町=と訪れた小笠原来明(くるあ)ちゃん(4)=おいらせ町=は甲冑姿でポーズを決め「楽しい」と笑顔を見せていた。

 小笠原社長は「子どもたちの健やかな成長を願い、端午の節句を皆さんでお祝いしたい」と話した。開館時間は午前9時半~午後4時半。観覧無料。

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